2024.4.22
第122回 (令和5年度第6回) 番組審議会議事録
1.開催日時 :令和6年2月6日(火)午後2時00分~3時00分
2.会 場 :西宮市職員会館 1階 第2中会議室
3.委員の出席: 委員総数 :8名 / 出席委員数:7名
放送事業者側出席者
代表取締役:1名
統括部長:1名
4.議題
番組内容についての審議
「今期の総括」
今期間中に協議した番組の経過報告、ご質問等
5.議事概要
社長より審議をお願いする等の挨拶。事務局より委員総数8名中7名の出席で、過半数出席、会は有効に成立している旨の報告。その後、議題に沿って各委員から意見をいただき、必要に応じて放送事業者側が説明・回答しながら進行。
6.審議内容
番組の審議(発言要旨)
委員長:事務局よりの報告、回答について審議に入ります。お感じになった事を忌憚なく発言願いたい。
委 員:自分が最もためになると思ったのは「聞いてなるほど西宮市政」であった。普段市政には興味がない市民が、この番組を聴いて市政に関心を持つ導入となるよい番組だと感じた。
委員長:現在の西宮市民で「池田町」を知っている人がどれほどいるのか。毎年約600通の年賀状を出すが、西宮市池田町に出したことはない。その意味で「ウエクサスポーツ池田町」という番組名は徳島県等を想像するので考えて欲しい。
事務局:番組名は担当者と熟考した。これまで「〜西宮」という番組名は多数あったがスタジオの所在地である「池田町」を冠したものはなかった。スポーツ番組という特性から「池田町に存在する架空のスポーツ店」の意味も込め、あえて池田町を前にだす番組名にした。
委員長:ジャネットさんの日本語はわかりやすい。外国人を多用すればよいのではないか。
委 員:テレビ局の審議会を観ると真逆の意見が出ることもあるが、全員の意見が一致したのがジャネットさんの番組であった。外国由来の方の日本語が聴きやすいという意見は大事な事なので、今後参考にしてほしい。
委 員:以前は放送を聴いたことがなかったが、審議委員として参加することで真剣に聴くようになり、知人に勧めるようになった。「聞いてなるほど西宮市政」は中学生が市長と話す機会を与えていることがよかった。薬剤師会の番組は専門用語が多く、我々の年代の人間には少しわかりにくい説明と感じた。「歴史と文化の散歩道」は聴いていて安心感のある話し方で、西宮に18年住んでいるが地域のことしか知ない私にとって大変勉強になった。
委 員:2年間経ったのかというのが率直な印象。今期これはダメだという番組はなかった。審議した番組が終了するのは少し寂しい。審議会の意見が反映されているのかどうかわからなくなる。実際に審議会で出た意見等は番組担当者に伝わっているのか。年度末で終了する番組が日曜午前に集中しているが何か理由があるのか。日曜午前が大きく空白になるのであれば今後新たなリスナー獲得のために活かす編成を考えて欲しい。
事務局:頂いたご意見で必要なものは適宜担当者に伝えている。終了番組が日曜午前に集中したのは個々の番組の事情が違い、偶然で結果的なもの。
委 員:2年間委員を務めることで番組を聴くようになった。印象に残る番組も多く、本当に勉強になった。聴いてみたら良いなと思う私のような人が多数いると思われるので、そのような層が番組へアプローチする方策はとっているのか。
事務局:ターゲットとなる層によっていろいろな方法がある。最も簡単なのはご出演いただくことで、その方を含む身近な人には聴いていただけるが継続的なリスナーにはなりにくい。文化・芸術など特定分野に特化した番組はそれが見込まれる。開局以来25年間で電波出力は10Wが20Wに増力したことと中継局を増やしたこと以外に変わりがないが、インターネットのサイマル放送の導入と、SNSの発達で広報等は格段に飛躍した。
委 員:「歴史と文化の散歩道」など素晴らしい番組が終了するのは残念。長く聴く番組はパーソナリティとリスナーとの関係性が感じられるものが多いので、パーソナリティが変わっても同じ内容で番組が続いて欲しいと思う。
事務局:ニュース等のインフォメーション以外の部分に関しては基本的にパーソナリティ個人の得意分野を伸ばしていく「人依存」といえる制作手法なので、引き継ぎ的なことは容易ではない。それを見越して「特化する」ことを優先して採用の段階で個性を発揮できるような方を優先して選ぶようにしている。
委員長:番組の再放送を積極的にしてほしい。
事務局:時間活用の意味での再放送は否定しないが、様々な理由から生放送優先の編成・制作としていることもあり、収録番組の再放送を増やすことで番組の収録希望者が増えることは基本的に望ましいことではない、と考えている。
議長はその他意見交換の後、本日の審議会を終了し閉会する旨を述べた。
社長は審議会で意見を頂いた事への謝意を述べ、閉会にあたって挨拶を行った。
次回の審議会は令和6年4月23日午後2時と決定した。
議長は午後3時00分に審議会閉会を宣した。議事の経過を明確にするため、議事録を作成し委員長及び出席委員の記名押印をする。
7.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、方法
近畿総合通信局への提出が完了次第「さくらFM」のホームページ(URL https://sakura-fm.co.jp/) にて掲載。